豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合
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設計の概要
設計方針
本地区は豊橋駅から徒歩圏の中心市街地の一角に立地し、3・4・64号豊橋駅前通線に面した交通利便性の高い地区である。この立地特性を生かし、商業・業務・公共公益・住宅とまちなか広場(仮称)を一体的に計画することにより、多様な人々が集い、にぎわいと魅力を創出するまちなかの拠点の形成を図る。また、周辺のまちとのつながりをもった計画とすることにより、魅力ある回遊拠点としての機能を高め、にぎわいをまちなかに波及させていくことを目指す。
施設建築物の設計方針
敷地中央部にまちなか広場(仮称)を配置し、広場を囲むように東棟・西棟の2棟の施設建築物を配置し、連続性のある一体的な計画とする。公共空間(道路・広場)に通じる1階部分は、まちを訪れる人々が気軽に立ち寄れる多様な施設を配置し、まちのエントランス空間として計画する。
施設建築物東棟の1-2階には、にぎわいを演出する商業施設を配置し、2-3階には、公共公益施設として、知と交流の創造拠点となるまちなか図書館(仮称)を配置し、4-5階には業務施設を配置する。また、西棟の低層部にも商業・業務施設を配置する。
商業・業務・公共公益施設は一体感のある空間計画とするとともに、広場や周辺のまちとのつながりを考慮した同線計画とすることにより、多様な人々が集い交流できる場の創出を図るとともに、まちなかの魅力あるにぎわい拠点の形成を図る。
東棟・西棟の高層部には、多様な世代やライフスタイルに応じた良質な都市型住宅を整備することにより、多様性のある快適なまちなか居住の促進を図る。
施設建築敷地の設計方針
施設建築物とまちなか広場(仮称)との間に、空地状の可変スペースを設け、将来の環境の変化に対応するとともに、まちのにぎわいを演出する積極的な活用を行い、まちや広場とつながる緩衝帯となる空間として計画する。
また、施設建築物の周辺には、空地を設け、快適性・安全性を確保した歩行者空間を形成する。
公共施設 道路の設計方針
市道駅前大通4号線、市道駅前大通・東小田原6号線は幅員3mの歩道を新設し、市道駅前大通、・東小田原5号線は、歩道を幅員3mに拡幅整備することにより、快適性・安全性を確保した歩行者空間を形成する。市道駅前大通15号線は、幅員3mの歩道を新設するとともに、車道を幅員5.5mに拡幅整備する計画とする。
また、施行区域内の市道駅前大通・東小田原5号線の一部は、一体的な土地利用を図るため、廃道とする。
公共施設 まちなか広場(仮称)の設計方針
敷地中央部に多目的空間を配置し、敷地南側の市道駅前大通3号線に面してみどりの空間を配置することにより、3・4・64号線豊橋駅前通線と市道駅前大通3号線をつなぐ計画とする。
まちなか広場(仮称)は、施設建築物や周辺のまちのどこからでもアクセスできる計画都市、多様な世代、多様な目的を持った人々が集い交流できる場とするとともに、施設建築物および周辺のまちと一体となった空間計画とする。
多目的空間には大屋根を設け、全天候型の広場とし、日々の憩いの場として、また多種多様な活動が行われる場として計画し、まちなかのにぎわいの創出を図る。
みどりの空間は、芝生を中心とした広場として計画する。